ご紹介
当院の医療安全管理体制は、病院長をトップとする医療安全管理委員会の下、医療安全管理者(医師)や担当看護師長、各部署のリスクマネージャー等で構成する医療安全管理室で、院内で発生した医療事故及びインシデント事案の評価・管理を行っています。
感染管理部門については、感染症科の医師や感染管理の認定看護師などで構成される感染防止対策委員会で、感染症の発生防止策の考案や発生した場合の管理を行っています。特に、新型コロナウイルス感染症の全国的な広がり以後は、病院の感染対策の重要性が改めて認知されたところであり、保健所等の行政機関と連携しながら、名張市における感染症対策の一翼を担っています。
医療安全管理室の業務内容
医療事故やインシデントの評価・管理
医療行為に起因する事故やインシデント(ヒヤリ・ハットを含む)等、病院で発生した予期せぬ事態について、患者様に与えた影響を5段階で評価し、影響が大きい事案については公表を行っています。
職員研修・啓発活動の実施
院内で発生するインシデントを減らすため、全職員に対して研修を実施しています。また、当事者となることが多い看護師に対しては、医療安全担当看護師長が随時指導しています。
感染管理室の業務内容
発生した感染症の管理と対策
医療機関には、院内で感染症が発生した場合は、保健所に届出を行う義務があります。この情報を一元的に管理し、感染症が広がらないよう対策を行いながら、患者様に対して適切な治療を提供しています。
感染防止策の立案
感染症科の医師と感染管理認定看護師が中心となって、感染症の防止策の立案・実施を行っています。新型コロナウイルス感染症についても同様で、患者様の受入体制や施設管理も含めて、科学的根拠に基づいた必要な対策を実施しています。