当院は、厚生労働大臣が定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。
1.入院基本料について
当院では、2・4・5階病棟は急性期一般入院料1を算定しており、入院患者7人に対して1人以上の看護職員を配置しております。また3階病棟は地域包括ケア病棟入院料2を算定しており、入院患者13人に対して1人以上の看護職員を配置しております。
2階病棟(急性期一般入院料1)
1日あたりの勤務数 | 16人 | ||
看護職員一人あたりの受け持ち数 | 午前8時30分~午後4時30分 | 4人以内 | |
午後4時30分~午前8時30分 | 11人以内 |
3階病棟(地域包括ケア病棟入院料2)
1日あたりの勤務数 | 8人 | ||
看護職員一人あたりの受け持ち数 | 午前8時30分~午後4時30分 | 6人以内 | |
午後4時30分~午前8時30分 | 11人以内 |
4階病棟(急性期一般入院料1)
1日あたりの勤務数 | 18人 | ||
看護職員一人あたりの受け持ち数 | 午前8時30分~午後4時30分 | 4人以内 | |
午後4時30分~午前8時30分 |
11人以内 |
5階病棟(急性期一般入院料1)
1日あたりの勤務数 | 13人 | ||
看護職員一人あたりの受け持ち数 | 午前8時30分~午後4時30分 | 4人以内 | |
午後4時30分~午前8時30分 | 8人以内 |
2.入院診療計画書、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制について
当院では、入院の際に医師を始めとする関係職員が共同して、患者さんに関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制の基準を満たしております。
3.DPC対象病院について
当院は、厚生労働大臣が指定する包括評価と出来高評価を組み合わせて計算する「DPC対象病院」ですので、急性期一般入院料を算定する病棟は、診断群分類別包括評価により計算しております。
【医療機関別係数】1.4976 (令和6年8月1日時点) |
[基礎係数] 1.0451 [救急医療係数] 0.0300 | |||
[機能評価係数Ⅰ] 0.3435 | ||||
[機能評価係数Ⅱ] 0.0790 |
4.後発医薬品(ジェネリック医薬品)ならびに一般名処方について
当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進を図るとともに、後発医薬品のある医薬品については一般名処方(特定の医薬品を指定するのではなく、医薬品の有効成分名で処方箋を発行すること)を行う場合があります。現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。一般名処方を行うことで、医薬品の供給不足等が発生した場合にも、患者さんに必要な医薬品の供給がしやすくなります。その他にも、医薬品の処方変更等に関して、適切な対応ができる体制を整備して、医薬品の安定供給に向けた取り組みを実施しています。なお、状況によっては、患者さんへ処方する薬剤が変更となる可能性がございます。事前にご説明の上変更いたしますが、ご不明点などがありましたら主治医または薬剤師などにご相談ください。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
5.バイオ後続品(バイオシミラー)の使用促進について
当院ではバイオ後続品の使用を推進しています。バイオ後続品を使用することによって、患者さんの薬にかかる経済的負担が軽くなります。ご不明な点がございましたら、主治医または薬剤師にお尋ねください。
※バイオ医薬品とは、細胞や微生物などの生物の力を利用してつくられ、治療効果があるタンパク質を有効成分とするお薬です。
※バイオ後続品とは、バイオ医薬品の特許が切れた後に他の製薬会社から発売されるお薬です。先行バイオ医薬品と同等、同質で品質が類似しているため安全性・有効性に影響するような違いがない医薬品となります。
6.医療DX推進の体制に関する事項及び情報の取得・活用等について
当院は、医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証をご利用くださいますようご協力お願い致します。
■オンライン請求を行っております。
■オンライン資格確認等システムにより取得した医療情報を活用して診療をできる体制を実施しています。
■マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
■電子処方箋の発行や電子カルテ共有サービスなどの取組を実施してまいります。(※今後導入予定です。)
7.情報通信機器を用いた診療について
情報通信機器を用いた診療とは、患者さんのスマートフォンやPC等のビデオ通話やチャットで予約・問診・診察・処方・お支払いまでを行う診察方法です。当院では情報通信機器を用いた診療(オンライン診療)を行っています。
■初診は原則として対面での診察を行う必要がございます。
■情報通信機器を用いた診療の初診において、向精神薬の処方は行いません。
■情報通信機器を用いた診療が受けられるかについては、担当の医師とご相談ください。
8.患者相談窓口の設置について
当院では、患者さんからの相談に幅広く対応するための医療相談窓口を設置しています。看護師、医療ソーシャルワーカーがお話をお伺いし、院内の各部署や院外の医療・介護関係者と連携し問題解決に向けて対応させていただきます。
9.入退院支援について
当院では、患者さんが安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、施設間の連携を推進し退院のご支援を実施しております。詳細については、各病棟に掲示しておりますのでご参照ください。
10.医師事務作業補助体制について
当院では、医師の負担軽減及び処遇改善として、医師事務作業補助者の外来/病棟診療補助や他職種との業務分担に取り組んでいます。
11.看護補助体制について
当院では、看護職員の負担軽減及び処遇改善として、看護職員と他職種との業務分担、看護補助者の配置、看護職員の活用、妊娠中・子育て中・介護中の看護職員に対する配慮、夜勤負担の軽減等に取り組んでいます。
12.栄養サポートチームについて
当院では栄養障害の状態になることが見込まれる患者に対して栄養管理に係る専門的知識を有した多職種からなる栄養サポートチームによる診療を行っております。
13.院内トリアージについて
当院では夜間/休日又は深夜に受診する患者さまに対して、院内トリアージ基準に基づき医師又は看護師が患者さんの状態を評価し、緊急度区分に応じて診療の優先順位付けさせていただいております。そのため、診察の順番が前後する場合もございますが、ご了承下さいますようお願いいたします。
14.下肢末梢動脈疾患に対する取り組みについて
当院では、慢性維持透析を行っている患者さんに対し、下肢末梢動脈疾患に関する検査を行っております。検査の結果、専門的な治療が必要と判断した場合は、その旨をご説明し同意をいただいた上で、連携医療機関へ紹介させていただいております。 【下肢末梢動脈疾患に関する連携医療機関:岡波総合病院】
15.入院時食事療養について
入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士又は栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。
入院時食事療養費の標準負担額について(1食につき)
(70歳未満の方)
区 分 | 標準負担額 | |||
一般(住民税課税世帯) | 490円 | |||
〃 ※指定難病患者・小児慢性特定疾病児童等 | 280円 | |||
住民税非課税世帯 |
過去1年間の入院期間 |
90日以下 | 230円 | |
91日以上 | 180円 |
(70歳以上の方)
区 分 | 標準負担額 | |||
一般(住民税課税世帯) | 490円 | |||
〃 ※指定難病患者・小児慢性特定疾病児童等 | 280円 | |||
住民税非課税世帯 (低所得者Ⅱ) |
過去1年間の入院期間 | 90日以下 | 230円 | |
91日以上 | 180円 | |||
住民税非課税世帯(低所得者Ⅰ) | 110円 |
16.明細書発行体制について
当院では、医療の透明化や患者さまへの情報提供を積極的に推進していく観点から、平成23年7月1日より、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。
また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方につきましても、平成28年4月1日より、明細書を無料で発行しております。
なお、明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されますので、その点、ご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含めて、明細書の発行を希望されない方は、総合受付にてその旨をお申し出ください。
17.選定療養費に関する事項について
特別療養環境の提供(室料差額料金)
当院では、患者さまのご希望により、個室(特別療養環境室)を有料にて提供しております。
区分 | 室料差額 | 病室 | 備考 |
特別室 (1床) |
11,000円 |
5階病棟(506号室) | 流し台、食器棚、電気調理器、床頭台、備付ロッカー、応接セット、洗面、バス、トイレ、電話(有料)、テレビ(有料)、冷蔵庫(有料) |
個室A (3床) |
7,700円 (税込み) |
3階病棟(320号室) 4階病棟(431号室) 5階病棟(512号室) |
ロッカー付床頭台、洗面、シャワー、トイレ、電話(有料)、テレビ(有料)、冷蔵庫(有料) |
個室B (30床) |
4,400円 (税込み) |
2階病棟(202・203・205・206・207号室) |
ロッカー付床頭台、洗面、トイレ、電話(有料)、テレビ(有料)、冷蔵庫(有料) |
他の保険医療機関からの紹介状なしに受診された患者さまの料金
この費用は、病院と診療所の機能分担を推進する観点から、厚生労働省により制定されたものです。当院は、地域医療の中核を担う「地域医療支援病院」として、紹介状(診療情報提供書)をお持ちでない方に下記の費用をご負担いただいております。
初診7,700円(税込) 再診3,300円(税込)※詳しくはこちら
入院期間が180日を超える場合の費用
1.180日を超えて入院されている患者さまは、181日目からは入院基本料の85%のみが保険診療扱いとなり、残りの15%については「選定療養費」(1日につき 2,780円(税込))として患者さまにご負担いただくことになります。
2.これに係る入院期間の計算は、保険医療機関(病院等)ごとではなく、患者さまごととなるため、他の保険医療機関(病院等)での入院期間も通算されます。
3.入院期間が通算されるのは、同一疾病の入院のみです。退院の日から起算して3か月以上の期間のいずれの保険医療機関(病院等)にも入院することなく経過した場合、または3か月以上経過していなくても異なる疾患で入院した場合は、以前の入院期間は通算されません。
4.別に厚生労働大臣が定める状態等にある患者さま(難病疾患、重度の肢体不自由及び重度の意識障害者、悪性新生物に対する治療を実施している患者、人工呼吸器使用者、人工腎臓実施患者等)は、対象から除外されます。
18.保険外負担に関する事項について
当院では、各種診断書料などにつきまして、その使用に応じた実費のご負担をお願いしております。
診断書・証明書料等(税込み)
一般診断書、各種証明書 (病院指定様式) |
1通 1,100円 |
生命保険・損害保険関係 診断書 | 1通 5,500円 |
自動車損害補償責任保険関係 診断書 | 1通 3,300円 |
心身障害・後遺症認定関係 診断書 | 1通 5,500円 |
障害者年金用診断書 | 1通 3,300円 |
身体障害者用診断書 | 1通 3,300円 |
特定疾患申請診断書 | 1通 1,100円 |
死亡診断書 | 1通 3,300円 |
死体検案書 | 1通 11,100円 |
その他(税込み)
診療録開示(診療録の写し) | 1ページ 11円 |
画像等の写し(CD-R) | 1枚 1,100円 |
画像等の写し(DVD-R) | 1枚 1,650円 |
症状調査書 | 1通 5,500円 |
医師との面談料 | 1回 3,300円 |
付添食事料(朝食) | 1食 550円 |
付添食事料(昼食・夕食) | 1食 781円 |
エンゼルセット(死後処置料) | 5,500円 |
19.医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術の件数(令和5年1月~令和5年12月)
- 区分1に分類される手術
ア 頭蓋内腫瘤摘出術等 4件
イ 黄斑下手術等 20件
ウ 鼓室形成手術等 -件
エ 肺悪性腫瘍手術等 -件
オ 経皮的カテーテル心筋焼灼術等 164件 - 区分2に分類される手術
ア 靱帯断裂形成手術等 -件
イ 水頭症手術等 9件
ウ 鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等 -件
エ 尿道形成手術等 -件
オ 角膜移植術 -件
カ 肝切除術等 7件
キ 子宮附属器悪性腫瘍手術等 -件 - 区分3に分類される手術
ア 上顎骨形成術等 -件
イ 上顎骨悪性腫瘍手術等 -件
ウ バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術(両葉) -件
エ 母指化手術等 -件
オ 内反足手術等 -件
カ 食道切除再建術等 2件
キ 同種死体腎移植術等 -件 - 区分4に分類される手術
胸腔鏡下腸管癒着剥離術 等 37件 - その他の区分に分類される手術
- 人工関節置換術 3件
- 乳児外科施設基準対象手術 -件
- ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 30件
- 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないものを含む)及び対外循環を要する手術 -件
- 経皮的冠動脈形成術
急性心筋梗塞に対するもの 1件
不安定狭心症に対するもの 2件
その他のもの 23件 - 経皮的冠動脈粥腫切除術 0件
- 経皮的冠動脈ステント留置術
急性心筋梗塞に対するもの 22件
不安定狭心症に対するもの 12件
その他のもの 87件
施設基準届出一覧
当院は、次の施設基準に適合している旨を、東海北陸厚生局 三重事務所に届出を行っています。
1.基本診療料に関する施設基準
情報通信機器を用いた診療に係る基準 |
医療DX推進体制整備加算 |
急性期一般入院料1 |
救急医療管理加算 |
超急性期脳卒中加算 |
診療録管理体制加算2 |
医師事務作業補助体制加算1(25対1) |
急性期看護補助体制加算(25対1 看護補助者5割以上) |
注2 夜間急性期看護補助体制加算(100対1) |
注3 夜間看護体制加算 |
注4 看護補助体制充実加算1 |
看護職員夜間配置加算1(16対1) |
療養環境加算 |
重症者等療養環境特別加算 |
栄養サポートチーム加算 |
医療安全対策加算1 |
注2 医療安全対策地域連携加算1 |
感染対策向上加算1 |
注2 指導強化加算 |
患者サポート体制充実加算 |
褥瘡ハイリスク患者ケア加算 |
後発医薬品使用体制加算1 |
バイオ後続品使用体制加算 |
データ提出加算2 |
入退院支援加算1 |
注4 地域連携診療計画加算 |
認知症ケア加算1 |
せん妄ハイリスク患者ケア加算 |
地域医療体制確保加算 |
小児入院医療管理料4 |
地域包括ケア病棟入院料2 |
注3 看護職員配置加算 |
注5 看護補助体制充実加算3 |
2.特掲診療料に関する施設基準の届出
外来栄養食事指導料の注3に規定する基準 |
心臓ペースメーカー指導管理料の注5に規定する遠隔モニタリング加算 |
糖尿病合併症管理料 |
がん性疼痛緩和指導管理料 |
がん患者指導管理料イ、ロ |
二次性骨折予防継続管理料1、2、3 |
院内トリアージ実施料 |
夜間休日救急搬送医学管理料の注3に規定する救急搬送看護体制加算1 |
外来腫瘍化学療法診療料2 |
開放型病院共同指導料 |
薬剤管理指導料 |
地域連携診療計画加算 |
検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料 |
医療機器安全管理料1 |
在宅患者訪問看護・指導料及び同一建物居住者訪問看護・指導料の注2 |
在宅療養後方支援病院 |
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の注2に規定する遠隔モニタリング加算 |
持続血糖測定器加算 |
検体検査管理加算(Ⅰ)、(Ⅱ) |
時間内歩行試験及びシャトルウォーキングテスト |
ヘッドアップティルト試験 |
神経学的検査 |
ロービジョン検査判断料 |
コンタクトレンズ検査料1 |
小児食物アレルギー負荷検査 |
画像診断管理加算2 |
CT撮影及びMRI撮影 |
冠動脈CT撮影加算 |
心臓MRI撮影加算 |
抗悪性腫瘍剤処方管理加算 |
外来化学療養法加算2 |
無菌製剤処理料 |
心大血管リハビリテーショ料(Ⅰ) |
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ) |
運動器リハビリテーション料(Ⅰ) |
呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) |
摂食機能療法の注3に規定する摂食嚥下機能回復体制加算2 |
処置の休日加算1、時間外加算1、深夜加算1 |
人工腎臓 |
導入期加算1 |
透析液水質確保加算及び慢性維持透析濾過加算 |
下肢抹消動脈疾患指導管理加算 |
ストーマ合併症加算 |
緑内障手術(流出路再建(眼内法)及び水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) |
緑内障手術(濾過胞再建術(needle法)) |
ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 |
リードレスペースメーカー移植術及びリードレスペースメーカー交換術 |
大動脈バルーンパンピング法(IABP法) |
手術の休日加算1、時間外加算1、深夜加算1 |
胃瘻造設術 |
輸血管理料Ⅱ |
人工肛門・人工膀胱造設術前処置加算 |
麻酔管理料Ⅰ |
看護職員処遇改善評価料53 |
外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) |
入院ベースアップ評価料57 |
3.その他に関する施設基準の届出
入院時食事療養(Ⅰ)・入院時生活療養(Ⅰ)