栄養科

栄養科理念

  1. 疾患治癒に有効な安全で豊かな治療食の提供に努めます。
  2. 知識、技術の向上と最新情報の収集に努めます。
  3. 個人情報の管理、秘密の保持に努めます。
  4. 「食」を通じて地域住民の健康増進に貢献するよう努めます。
  5. 他部門と協力し、チーム医療に努めます。

栄養指導

 

当院のお食事について

入院中の献立は4週間サイクルになっており、季節ごとの旬の素材や季節のお料理を取り込む工夫を凝らした献立作りをしています。患者さんの病状に応じ、経口摂取が進みにくい方にはフルーツやアイスクリームなどの提供や、素麺など麺類の対応をし、きめ細かい食事対応を行っています。また月1回、季節のフルーツの日や伊賀牛を使用した献立も提供し、食の楽しみを考慮したお食事を提供しています。

  • エネルギーコントロール食
    必要エネルギーに合わせたバランスの良い食事です。糖尿病や肥満症、心疾患等の方に対応します。
  • たんぱく質コントロール食
    たんぱく質とエネルギーを考慮した食事です。腎臓病や肝臓病の方に対応します。
  • 脂質コントロール食
    脂質とエネルギーを考慮した食事です。脂質異常症や膵炎の方に対応します。
    (3月 ひな祭り)
    (6月 あじさい御前)
    (2月 節分)
    (季節のフルーツの日)
    (煮麺)
    (伊賀牛を使用した肉じゃが)
  • 嚥下調整食
    嚥下機能低下した患者さんに日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021に準じた食事内容で対応します。
  • サポート食
    食欲不振、低栄養、化学療法等で食事量が少なくお困りの患者さまに、少量で摂取しやすいように、うどんやたこ焼き、牛丼、お茶漬け等の献立を提供します。
    (天ぷらうどん)
    (牛丼)
    (たこ焼き)
  • その他
    術後食や胃十二指腸潰瘍食、貧血食、離乳食、小児腎炎食があります。
    また、外来透析の方については、昼食に透析食弁当(1食700kcal・たんぱく質20g・塩分2g)の提供を行っています。
    (外来透析弁当)

栄養指導(外来・入院)について

主治医が生活習慣病の改善や、食事療法の必要な方、また栄養状態の改善が必要と判断された方に、管理栄養士が栄養指導を行っています。外来栄養指導では継続的なフォローアップのために、お電話などでの栄養指導も行っております。
栄養指導(個別) 月~金曜日(9:30~15:30)予約制です。


 

病棟での栄養サポート業務について

常に患者さんの状態や治療方針などを、医師・看護師をはじめとした多職種のスタッフと相談しながら、栄養サポートを行っています。

身体症状に合わせた適切な食事内容に調整します

入院患者さんには、担当管理栄養士がアレルギーの有無や食事が食べづらくないかなどベッドサイドに伺い、聞き取りを行います。また、身体症状に応じ、適切な栄養量や食事形態などを検討し、日々変化する病態に合わせて調整を行っています。入院前からの食事のわからないこと、悩みなどもあればお気軽に相談してください。

多職種との情報を共有し栄養管理を行います

管理栄養士が治療方針や、日々変化する急性期の病態の把握に対し、多職種とのカンファレンスに参加して情報を共有し栄養管理を行っています。退院に向けた支援の必要性や、食事環境の整備なども情報共有を行い、退院後も適切な栄養管理が継続できるように、他施設や地域とも情報を連携していきます。

チーム医療の一員として活動しています

院内のチーム医療(栄養サポートチーム、摂食嚥下チーム、褥瘡ハイリスク回診)に参加をし、チーム医療の一員として活動しています。また、院内研修会や学会参加なども行い、日々研鑽に励んでいます。