奈良医大くも膜下出血データベース事業について

 奈良県立医科大学脳神経外科およびその関連施設では、くも膜下出血に関する調査を行っています。
 当院では関連施設として、「奈良医大くも膜下出血データベース事業」に、脳神経外科は平成31年2月20日から参加しています。
 くも膜下出血を発症された患者さまを対象に、年齢や性別などの患者背景と、くも膜下出血の状態や治療内容などを調査・収集(データベースの構築)し、データの解析を行っています。
 この結果によりくも膜下出血の治療の進歩・改善を行うことが目的です。この調査を行うことで治療方法に変更が生じたり患者さまの不利益になったりするようなことはありません。
 また、氏名や住所などの個人情報は調査しません。この調査に対して外部からの資金提供は受けておらず、新たな負担もありません。
 調査の期間は2019年1月1日以降に当科に入院された患者さまの入院中のみとなりますが、研究そのものは継続して行われる予定です。
 集められたデータは奈良県立医科大学脳神経外科内の研究事務局にて厳重に保管します。この際、データは個人情報を含まない形で匿名化され、専用の管理サーバーに保管します。
 集められたデータは適切な方法で統計解析し、国内外の学会での発表や論文の作成に用いられることがあります。また、このデータは奈良県立医科大学脳神経外科の関連施設においても情報を共有します。
 データの収集について、ご質問や拒否・撤回をされる方は主治医までご相談ください。 ご相談や拒否・撤回はいつでも可能です。
 この調査は奈良県立医科大学医の倫理審査委員会による審査・承認・学長による認可を受けて実施しています。
 ご質問・ご相談は、主治医または下記連絡先より担当者宛にお問い合わせください。

  • 奈良県立医科大学 脳神経外科・脳卒中センター
    研究代表者  脳神経外科   教授 中瀬 裕之
    研究責任者  脳卒中センター 学内講師 山田 修一
    研究分担者  脳卒中センター 病院教授 本山 靖
    メールアドレス strokecenter@naramed-u.ac.jp

患者さまへ

くも膜下出血患者さまの情報取り扱いについての説明と同意のお願い

 当病院は医療機関(医師など医療従事者の教育と育成と医学研究を使命とした機関)である奈良県立医科大学脳神経外科教室と共同で将来の医学の発達・発展のためにくも膜下出血に関する原因・診断・治療に関する調査を臨床研究として行っています。
 調査では患者さまに関する情報を用いて行われます。患者さまに関する情報とは、年齢、性別などの情報や検査データなどが含まれます。
 調査などの臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報などの情報のみを用いて行う研究については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の実施に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。このような手法を「オプトアウト」と言います。
 今回の調査に関しては奈良県立医科大学脳神経外科教室のホームページに公開しています。
 この調査への参加を拒否される場合、またはご不明な点がある場合には主治医までご相談ください。

関連リンク

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奈良県立医科大学脳神経外科教室 「奈良医大くも膜下出血データベース」について(別ウインドウが開きます)

お問い合わせ先

名張市立病院 医事経営室
〒518-0481 名張市百合が丘西1番町178番地
電話番号 0595-61-1100