第3回 隠(なばり)サマーキャンプ2015 ~楽しく地域を学ぶ~
2015.07.13
第3回 隠(なばり)サマーキャンプ2015 ~楽しく地域を学ぶ~ を開催しました。
名張市立病院 地域医療教育研修センターでは、平成25年度より、地域で暮らす人々の医療のニーズを肌で感じていただくことを目的に、「名張の街」と「地域医療」を体験していただける「隠(なばり)サマーキャンプ」を開催しています。
去る平成27年7月10日(金)~12日(日)の3日間、今回は青蓮寺・百合が丘地区を舞台として、地域の皆様のご協力のもと、「第3回 隠サマーキャンプ」を開催いたしました。
本年は、三重大学ほか医学生総勢18名、名張市立病院の研修医6名のあわせて24名のご参加を頂き、
過去3回で最高の参加者数となりました。
その他にも、県内各病院の医師、名張市等の医療機関・福祉機関の方々にも講演会等にご参加頂きました。
1日目(7月10日(金))
午後5時10分より開講式を行い、当院医師による講義の他、川崎協同病院 外科部長 和田 浄史先生にお越しいただき、講義を行って頂きました。
「研修医・非専門医のための
こんな時は俺を呼べ企画~整形外科~」
名張市立病院 整形外科医長 大井 徹 先生
病院と在宅との連携を含めたターミナルケア」
川崎協同病院 外科部長 和田 浄史 先生
2日目(7月11日(土))
初日に講義頂いた和田先生より、ターミナルケアを行っていくための「多職種のチームビルディング」について、グループワークを交えながら講義を頂きました。その後、青蓮寺・百合が丘地域づくり協議会 会長 山田 睦郎 様、百合が丘市民センター館長 宮下 和男 様より、地域体験を行うに当たって、青蓮寺・百合が丘地区の特色についてご説明頂きました。また、当院医師より地域体験コースの紹介を行いました。
「多職種連携のチームビルディング」
川崎協同病院 外科部長 和田 浄史 先生
「地域体験オリエンテーション」
青蓮寺・百合が丘地域づくり協議会 会長 山田 睦郎 様
百合が丘市民センター 館長 宮下 和男 様
昼食には、名張市食生活改善推進員、配食ボランティア「ゆりの花」の皆様のご協力のもと、「栄養バランスバイキング」を頂きました。
「栄養バランスバイキング」
午後からは、参加者が6つの班に分かれて、地域へ繰り出して住民の方との交流をさせていただきました。
その後、夜には地域で学んできたこと等を模造紙にまとめ、軽食を交えながら発表会・懇親会を開催しました。
1班 多宝山地蔵院青蓮寺
2班 介護予防拠点「ゆこゆこ」
3班 青蓮寺ぶどう園
4班 市民センターカフェ「バルーン」
5班 児童発達支援センターどれみ
6班 住民宅訪問・ゆりポパイ
どっぷり地域体験発表会
3日目(7月12日(日))
2日目の地域体験を踏まえ、グループワーク・発表を交えながら、金沢医科大学 医学部医学教育学 講師 高村 昭輝 先生に講義頂きました。
「地域基盤型医学教育~なぜ地域に出るか。フィールドの振り返りを通して~」
金沢医科大学 医学部医学教育学 講師 高村 昭輝 先生
最後に、高茶屋診療所 所長 宮﨑 景 先生をお招きして、EBM(根拠に基づいた医療)についての講義を行って頂きました。
「根拠に基づく医療」
高茶屋診療所 所長 宮﨑 景 先生
2泊3日の隠サマーキャンプを通じて、参加者の皆様には少しでも名張市について知って頂く機会を持つことができたかと思います。
将来、何らかの形で名張・伊賀地域の医療に携わっていただければ幸いです。
名張市立病院では、今後とも、医師確保等を目的とした様々な取り組みを行ってまいります。
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